「KB90」(エスプレッソマシン la marzocco社 )
今年の展示会(SCAJ2025.9月)でじっくりテスト。
通常のエスプレッソマシンは手首をひねってポルタフィルターを脱着するが、これはまっすぐ装着するだけ、ガスケットの構造が違う。 エスプレッソを抽出して、付着している前回抽出分の残りの粉を洗い流してくれるオートパージ機能があり、連続抽出時ショットミスを防ぎ、なおかつパージ(空出し)しなくてもいいので、一行程省略することができる。 スムーズにミスなく作業を行うことができる。
オートブリューレシオ・・・オプションで抽出口の下の方にスケールが取り付けてある。 使う粉に対してどのくらいのお湯を抽出すれば効率よく抽出できるかをコンピューターが判断し、最適な抽出ができる。 温度設定も0.1度単位で、例えば2グループの場合は別々に温度設定をすることもでき、豆に合わせた最適な温度を設定できる。
スチームは非常に安定。
その秘密はこの機種に限らず、ラマゾッコ社の特徴として、デュアルボイラーシステムで、エスプレッソ用のボイラータンクとラテやカプチーノなどに使用するボイラータンクの2系統に分かれているから。
行列ができるような過酷な状況でも安定したスチームができる。 一般的にシングルボイラーのマシン(私も昔使用していた)は、ある一定のところまで行くと蒸気が弱くなり、ミルクの気泡が荒くなりエスプレッソの温度も下がる。
KB90は安定性も抜群で、ショートタイプのポルタフィルターが使いやすい。
展示会で1日100杯くらいカプチーノを提供したが、ミスなく終えることができた。 また、ラマゾッコ社のスパウトがとてもよくできていて、限りなく細くゆっくり、ハチミツをスプーンで垂らしたように目視だけで調整ができる。 これができるのはリストリクターという部品のおかげで、お湯の流量を制限することで極上の味に仕上げることが可能になる。 理想のマシンは、と問われると今まではFB80と答えていたが、そのDNAを受け継いでいるのがKB90で、生まれ変わったFB80だと思う。 また、世界中に30名いるストリートチームのバリスタがフィードバックしているため、使い勝手が良く世界中のバリスタに支持されているのだと思う。
